「ホームページ制作費用の基準って一体、何?」ホームページ作成料金の相場

ホームページの制作やリニューアルをご検討されている方で、なんで各社制作費用に差があるのか判らない方も多いと思います。

「ホームページを激安で作成します!」といったキャッチコピーも良く見ますし、一方で百万円以上というホームページもあります。

今回は、ホームページの制作費用に関して、どういった基準で設定されているのかを、弊社の設定を基準にお話しようと思います。

 

ホームページの制作の流れ

ホームページの制作費用を考えるには、どういった作業があるのかを理解する必要があります。この作業をどれだけ手間をかけてするかで、制作費というのは変わってきます。

 

ワイヤーフレームの制作

ワイヤーフレームというのは、どのようなホームページにするかの土台作りのようなものです。

まずはホームページの最終的な目標(問い合わせや申し込み等)を決めて、その目標を達成させるためにどういった情報や画像を掲載するかを決めていきます。

その内容が決まった後は、それぞれの情報を、どこに配置するかを決めていきます。

これらの一連の作業がワイヤーフレーム作りです。

 

例えばZの法則といって紙媒体のものを見る時は「Z」の字のように左上→右上→左下→右下のような流れで視線を動かす傾向にあると言われています。しかし、ホームページのようなページを見る際には[F」の字のように左サイドから下に向かって視線を移動させると言われています。

Zの法則 Fの法則

こういった理論から、左側に目立たせたい項目を配置するようなことを決めたりもします。コンテンツを読んでもらいたい場合は、コンテンツを左、サイドバーを右に配置します。逆に、バナーなどを目立たせたい場合はサイドバーを左に配置します。

 

このようにホームページの最終的な目標を決めて、掲載するべき情報を整理し、その配置を決めていくのがワイヤーフレーム作りです。

この作業は単にヒアリングシートのみで済ませるところもありますし、打合せを重ねながら十分時間と手間をかけて作り上げていくところもあります。こういった作業の違いは料金の違いとして出てくる可能性はあると思います。

 

ホームページのデザインの制作

ホームページの色の決め方ワイヤーフレームを基に、デザイナーがホームページのイメージ画像を制作します。

ホームページは使用する色によってイメージが大きく変わってきます。ホームページの色はベースカラー、メインカラー、アクセントカラーをどのように使うかで全くイメージが変わってきます。(ホームページの色使いに関しては、『ホームページのメインカラーはどうやって決めるの?』をご参照下さい。)

色以外のイラストや写真の加工も、その手間によって費用は大きく変わってきます。既にある写真に少し加工する程度であれば、そんなに費用はかかりませんが、一からイラストを描くような場合は、それだけで数万円かかる場合もあります。

 

ホームページのコーディング作業

responsiveデザインが決まったところで、今度はパソコンやスマートフォンで見た時に、デザイン通りに表示されるようにプログラムを書かなければいけません。

ホームページが出てきたばかりの頃は、HTMLという言語のみで書かれていたのですが、その後CSSというプログラムを併用するようになり、現在ではphp、javascriptといった複雑なプログラムも併用するようになっているので、作業も非常に複雑になってきています。

その上、スマートフォンの普及で、PCで見た場合と、スマートフォンで見た場合の配置を変えて、どちらでみても見やすいような配置にするプログラムを書く事が重要になっています。

PC、タブレット、スマートフォンそれぞれに対応した表示をするようにしたデザインを「レスポンシブデザイン」と言います。レスポンシブデザインで制作されている場合も、そうでないサイトと比べると費用は高くなっている可能性はあると思います。

今後はレスポンシブデザインである事の重要性はますます高くなると思われますので、新しくサイトを制作される場合は、レスポンシブデザインにされることをお勧めします。

 

SEO対策

SEO対策ホームページ制作会社は「基本的なSEO対策済」としているところがほとんどだと思います。このSEO対策も非常に簡単な作業もあれば、かなり手間も時間もかかる作業もあります。SEO対策はなかなか素人の方が見ても判り難いものなので、どんな対策をしているか確認するのが難しいという場合もあると思います。

どういった作業があるかは、『制作業者が言う「基本的なSEO対策はしています」って、一体何をしてくれているの?』に一例をご紹介していますので、ご参照下さい。

 

ホームページ制作で費用を抑える方法

実は「ワイヤーフレーム」「ホームページのデザイン」「コーディング」を簡素化する方法があるのです。

それは、「テンプレートを使用する」という方法です。

つまり、既に作っているいくつか(又は数十種類)のパターンの中からお客さんの要望に近いものを選んで制作する方法です。もちろん、全く手を加えないということではなく、テンプレートに一部手を加えて制作する場合もあります。

色などはお客さんのご要望通りにして、写真やイラストはこちらで制作したものから選んでもらいます。

完全なオーダーメイドではなく、既製品又はセミオーダーメイドのような感じです。こういった制作方法であれば、一から作り上げるよりも、かなり費用は抑える事が出来ます。

テンプレートといっても、機能やデザインを作り込んでいるものであれば、費用は安く済んで、オリジナルのものと同等又はそれ以上に集客が出来る場合もありますので、うまくテンプレートを使った制作をすれば非常に費用対効果の高いサイトが出来ることもあります。

 

1万円台でホームページ制作は可能か?

1万円結論から言いますと、上述しましたテンプレートを使用して、ページ数を抑えて、写真やイラストも制作会社の方で作ったもの数点から選択するような作り方であれば可能です。

但し、その場合、毎月発生するサーバーやサイト管理の保守費用が月5,000円~30,000円以上という設定が多いのではないかと思います。

当社では1万円台での制作というのはお受けしていませんが、どうしてもという場合は保守費用を高く設定させて頂くと思います。実はその方が弊社にとっては有り難いんです。というのも、ホームページは基本的にはずっと運営するものですから、毎月の費用を高く頂いた方が最終的には、頂く費用は多くなるからです。

「保守費用って、何の費用?」と思われる方も多いと思います。コンサルなどのサービスがある場合は別ですが、保守費用というのは、どこの制作会社も内容は大きくは変わらないのではないかと思います。保守費用とはどんなものかは、当サイトの『正直なところホームページ制作会社の保守費用って、何の費用なの?』でご紹介しておりますので、ご参照下さい。

 

リヒトスの制作費用は?

それでは、当社の制作費用はいくらなのでしょうか。

まず、当社では集客出来るホームページを作ろうとした場合、下記のような作業が必要だと考えています。

  • お客様のサービスの強みをヒアリングしてどのように表現するかの打合せ。
  • 見た人に訴求するような写真。
  • 必要に応じて動画などの作成。
  • 基本的なSEO対策。
  • 定期的に更新出来るような仕組み。

こういった制作手順を前提として費用を計算した場合、弊社では298,000円~の制作費となります。(制作費用に関する詳細はこちら

 

まとめ

いかがでしたでしょうか。

今回お話した要素以外に、会社の知名度、規模や信用度などによっても料金は変わってくると思います。「小さな会社は心配だ」「大手の会社のホームページの制作実績があるところは安心だ」と思われる方もいらっしゃると思います。そういった知名度が高く、規模が大きい会社はそれなりの人件費がかかると思いますので、小さな会社よりも費用は高くなることもあると思いますが、将来ずっと使い続けるホームページですから、少し高くても安心できるところで制作するというのも良いと思います。

「集客」のためにホームページを作られる場合、どんなに安くても、全く集客が出来なければ、その制作費も毎月かかる保守費用も捨ててしまうことになります。

ですから、費用だけではなく、「何故、安いのか?」「どんなことをしてくれるのか」を見極めて、機能と費用のバランスを見ながら制作を検討されるのが良いかと思います。