他社で制作したホームページの保守管理が出来ないケース

[記事公開日]2016/11/30
保守管理会社移管の注意点

当社では保守管理だけのご依頼も承っておりますので、他の制作会社様で制作されて、その会社で保守管理もされていたホームページの保守管理を当社に変更したいというご依頼頂くこともございます。

大変ありがたいお話なのですが、実は、全てのホームページの保守管理をお受け出来るわけではないのです。

どのような場合に、保守管理をお受けできない可能性があるのかを判りやすくご説明したいと思います。

 

ホームページに使用されているシステムとは

見た目は全く同じように見えるホームページでも、作り方が全く異なっているというケースはあります。

まずは、ご自身のホームページがどのようなシステム(言語)で作られたホームページなのかを確認する必要があります。

(必要な情報を頂けましたら、もちろん当社でも確認出来ます。)

 

HTMLとCSSのみで構成されたサイト

HTMLとCSS例えば、10年程前であれば、HTMLとCSSという言語のみで制作するホームページが一般的でした。

このタイプのホームページは、サーバーの移管といっても、新しいサーバーにデータを保存するだけで作業はほぼ終わります。

移管後の設定さえ終われば、今まで通り閲覧できるようになります。

このタイプのものであれば、ほとんどの場合、当社での保守管理は可能です。(一部、問い合わせ画面に使うcgiというプログラムの関係で移管出来ないケースもあります)

 

CMSで構成されたサイト

CMS先程のHTMLとCSSのみで構成されたサイトの場合、サイトの更新をするには専門的な知識が必要になります。

そこで新しく登場したのがCMSです。

CMSは専門知識が必要な部分は全てシステム側で制御します。

サイト運営者は専門知識がなくてもテキストや画像などの情報を入れていくことで、簡単にホームページを更新することができます。

また、新着情報など、必要なリンクの更新は、自動的に行われます。

 

ワードプレス

ワードプレスとは、オープンソースといって無料で提供されているCMSです。

非常に汎用性の高いCMSとして急激に利用者が増え、現在では全世界のサイトの約1/4がワードプレスで制作されていると言われています。

(詳しくは『ワードプレスとは』をご参照下さい。)

当社でもこのワードプレスを使ってホームページを制作しています。

もし現在お持ちのホームページがワードプレスで制作されている場合は、サーバーの変更とその後の保守管理を当社でさせて頂くことが出来る可能性が高いと思います。

※ワードプレスであっても特殊なカスタマイズをしているサイトは保守管理が出来ない場合があります。

 

独自CMS

他社制作のCMSホームページ制作会社が独自のプログラムでCMSを制作されている場合があります。

基本的に当社では、他の制作会社様自身で制作された独自CMSの保守管理はお受けできません

CMSは専門知識が無くても更新出来るような便利なシステムなのですが、それだけ複雑な構成になっています。

CMSはサーバーと連動して動くシステムですので、サーバーを変更するとホームページが機能しなくなる場合があります。

制作会社が独自で制作したCMSの場合、どのように連携させているかは、その会社でなければ判らない部分も多いのです。

そのため、当社では、他の制作会社様が独自で制作されたCMSは、サーバーの移管作業は出来ないのです。

また、移管できた場合であっても、移管先のサーバーで不具合が起こった場合に当社では対応できない可能性もございます。

例えば、CMSを構成するプログラムの一つに「php」というプログラムがあります。

このphpは定期的にバージョンアップされるので、それに合わせてCMSもバージョンアップをしなければ、ホームページの一部の機能が動作しなくなる事があります。

他社で制作したCMSはどの部分をバージョンアップすれば良いか、当社で全てを把握することが出来ないのです。

サーバーの移管が出来たとしても、将来起こりうる不具合が予測出来ないため、当社では他の制作会社様で制作された独自CMSの保守管理はお受けしていません。

 

その他の言語で構築されたサイト

ホームページを構築する上で使用する言語はHTML、CSS、php以外にも様々な言語があります。

有名なものではjava scriptがあります。

その他いろいろな言語がありますので、使用している言語に対応できるサイトでなければ保守管理をすることが出来ません。

特殊な言語で作られたサイトは、保守管理の移管先を探す場合には注意が必要です。

 

保守管理の移管のための作業

保守管理会社変更の作業保守管理を移管することは、非常に大きなリスクもあります。

移管出来るか判らない状態で、現在の管理会社に話をして管理をストップされてしまうと、最悪の場合、ホームページが機能しなくなってしまう可能性もあります。

保守管理会社を移管する際は、慎重に調べたうえで進めていきましょう。

以下に、移管をする場合の作業の一例をご紹介します。

これで完璧という訳ではありませんので、契約内容など、ご自身の事情に併せて作業を進めて下さい。

 

移管先を探す

あなたのサイトを今後管理してもらえる会社を先に探しましょう。

先程ご説明しました「独自CMS」の場合、制作会社以外では保守管理が出来ない可能性もあります。

保守管理というのは、今後長く付き合っていくことになる会社ですので、やってもらえるサービスや料金以外に、その会社の雰囲気や考え方なども確認しましょう。

 

現在の契約内容を確認する

現在のサイトを制作したときの契約書をしっかり読みなおしましょう。

「他社への保守管理の移管は出来ない」「サーバーの移管は出来ない」「ドメインは制作会社の所有」などが書かれていた場合は要注意です。

 

サーバーの変更手続をしてもらう

前述しましたように、HTMLとCSSだけで作られたサイトであれば、サーバーの移管はそれほど難しくありませんので、保守管理の移管先の会社でもやってもらえるケースも多いと思います。

ワードプレスで制作したものは、少し手間がかかりますが、これも移管先の会社で受けてもらえるケースが多いと思います。

但し、独自CMSの場合、制作した会社でしかサーバーの移管が出来ない可能性があります。

独自CMSで制作されたサイトの保守管理を移管する場合は、制作した会社にサーバー移管作業をしてもらえるかを確認しましょう。

 

ドメインの所有者を変更してもらう

ドメインの所有者が保守管理会社になっている場合があります。

その場合、ドメインの所有者をあなたに変更してもらうように依頼をしましょう。

 

移管日を決める

サーバーやドメイン所有者の変更がなく、保守管理会社だけを変更する場合は、いつ変更しても問題はありません。

しかし、サーバーを変更したり、ドメインの所有者を変更する場合、メールの設定やその他いろいろな設定を同時に変更する必要があります。

もし設定をせずに移管してしまうと、ホームページが表示されなくなったり、メールが使えなくなったりする危険があります。

そのようなことにならないように、移管日は余裕を持って設定しましょう。

 

まとめ

まとめいかがでしたでしょうか。

「保守管理会社の変更なんて簡単だと思っていたら、意外と面倒だなあ」と思われた方もいらっしゃるかもしれません。

実際、当社に保守管理の変更依頼を頂いた場合でも、独自CMSで制作されたサイトはお受けできなかったケースが多々ございます。

現在管理されている会社に「もう管理会社を変えるから」と伝えてしまった後に、「管理出来る会社が見つからない!」となる可能性もあります。

移管後の管理出来るかを移管先の会社にきちんと確認した後、他社への保守管理の移管が出来るかを現在の管理会社に確認して、トラブルがないように慎重に作業を進められることをお勧めします。