WordPressで作成したホームページのサーバーを移行する

WordPressは、管理画面からブログ形式で自由に記事を投稿でき、
ホームページからどんどん記事を発信できるとても便利ですね。
弊社でもWordpressを用いたホームページをご提供させていただいて
おりますが、この便利さをどんどん活用して、充実した記事を多く掲載した
価値あるホームページに育てていきたいところです。

しかし、Wordpressは、「動的にページを作成」します。
これは、ホームページ上の記事にアクセスがあった際に
すでにあるページを見せているわけではなく、
アクセスがあったその場で「ページを作成」して「表示」をしています。

1、あなたのアクセスをうけて
2、MySQLデータベースに格納された情報を読み出し、
3、その部分のページを作り、表示する

といった流れがシステム内で行われています。

なんだか複雑そうな仕組み…はさておき、注意しておきたい問題点は、
あなたが記事を書いてホームページがどんどん大きくなるにつれて
WordPressのこれら一連の動作に時間がかかり、

サイト全体の表示速度が遅くなるということです。

そこで、より高速化への取り組みを行っている安定したサーバーに
はやい段階でお引越しをしておくことが重要
です。

今回は、「Wordpressで作成したホームページをまるごとお引越しする方法」
について書きたいと思います。

移行前のサーバーからデータを取得

ファイルのバックアップ

移行前のサーバーにFTPでアクセスし、移行したいWordpressのデータをすべてダウンロードします。

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データベースをエクスポート

次に、phpMyAdminからデータベース管理画面にアクセスし、データをエクスポートします。
Server Choiceも間違えずに選択してくださいね。

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管理画面にアクセスしたら、ダウンロードしたいデータベースをエクスポートします。
詳細画面からすべてダウンロードします。
圧縮形式でもOK。

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生成オプションにはすべてチェックを入れて、実行。
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これでデータベースのエクスポートは完了です。.sqlファイルが取得できました。

次に、移行後のサーバーに抜き出したデータを設置します。

移行後のサーバーにデータをアップロード

ドメインの設置

新たに使用する移行後のサーバー管理画面にアクセスし、ドメインを設置します。
Xサーバーでは動作確認URLの発行ができますのでこの時点で発行しておくとよいです。
動作確認URLが見えるようになるまで少々時間がかかりますので、その間にデータを移行作業をすすめましょう。

データベースの新規作成

移行後のサーバーパネルより、MySQLデータベース、MySQL用ユーザの作成を行います。
パスワードの設定も行います。パスワードは読み取られにくいものにしてくださいね。
空のデータベースができましたので、ここに先ほどエクスポートしたデータベースをインポートします。
phpMyAdminからアクセスをして、インポートを行います。

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ファイルの書き換え

旧サーバーのFTPから取得したWordpressのファイルデータを書き換えます。
書き換えるファイルはwp-config.phpです。

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書き換えたら保存してしてください。

また、同時にチェックしておいた方がよいのが、.htaccessファイルです。
このファイルのphpの記述に以前のサーバーでの情報は記載されていませんか?
後に不具合がでますので新サーバーの情報に書き換えてください。

ファイルのアップロード

ファイルの書き換えが終わったら、移行後の新サーバーの任意のフォルダに
FTPでデータをアップロードします。

これですべて完了です!動作確認URLで正常に移行されているか確認してください。

ネームサーバーの変更

正常に移行されていることが確認できたら、ドメインのネームサーバーを変更します。
ネームサーバーが完全に移行されるまでに2、3日かかることがありますので、ゆっくりと待ちましょう。
また移行後も、しばらくは見ている人のPCの環境により、旧サーバーのキャッシュが残っている場合があるので、しばらくは新旧両方のサーバーにデータを置いておきましょう。

さいごに

WordPressサイトのサーバーお引っ越し作業は、初めての場合はドキドキしますね。
プラグインを使った移行方法もありますし、慣れてしまえば簡単に移行できる作業です。
ただ、ファイルの記述の変更をしなければいけなかったり、ちょっとした間違いで
正しくページは表示されません。慎重に行いたい作業です。