士業で集客のための記事を書く時についていて欲しい7つの機能
WEBで調べものをしていた時に「このホームページは判りやすく書いているなあ」と感心した事はないでしょうか?逆に、小さな文字がびっちり書かれていて、「読むのが面倒だなあ、他のサイトで探そう」と別のサイトに移動したこともあるのではないでしょうか。
自社サイトを運営していく上で、ただ情報を書けば良いというものではありません。読む人にとって判りやすく、読み易く、見やすくしなければ、せっかく書いた良質な情報を誰も見てくれないということにもなりかねません。
今回は、士業の先生が情報発信するための記事を書く際に、ついていて欲しいホームページの機能をご紹介したいと思います。既に自分のホームページをお持ちの先生で、下記のような機能が無い場合は制作会社の方にご相談されるのも良いかと思います。どれも、決して特別な機能ではないのですが、情報発信系記事を書く際にはとても役に立つ機能です。
段落設定機能
読む側にとって、文章の構成を判りやすくすることは非常に重要です。検索エンジンもその点は重要視しており、きちんと大見出し、中見出し、小見出しとなっている構造のページを上位表示させる傾向にあります。プログラムではこれをh1、h2、h3、h4というタグで囲みます。
例えば、このページの一番の大見出しはタイトル名と設定していますので、タイトルがh1になります。この記事のオレンジ色の帯になっている部分がh2(中見出し)になります。4つ目の機能「画像挿入機能」の下のオレンジ色の実線になっている「画像の挿入」などがh3(小見出し)になります。
このページを例に見ていきますと、「記事を書くのに付いていて欲しい7つの機能」というこのページ全体のテーマ(h1)を説明するために、「7つのどんな機能なのか」が中見出し(h2)になり、その7つの機能それぞれの中で、更に機能が分かれる場合は「画像の挿入」「画像の余白設定」「画像のリンク設定」のように小見出し(h3)を書いて説明する、といった具合に記事を書いていきます。
この段落を設定するのは、プログラム画面で見出しとなる文章をh2やh3のようなタグで囲む作業をしなければいけません。これはとても面倒な作業ですし、プログラム画面は違うところを変更してしまうと、画面が真っ白になって、最悪の場合は復旧できないという可能性もあります。
ですから、記事を書く画面で、簡単に段落設定を出来る機能を備えている必要があるのです。
リスト設定機能
重要なポイントを簡潔に伝える手段として「箇条書きにする」という方法があります。今回の7つの機能を説明する際にも下記のように箇条書きになっていると、読み手も頭が整理出来て判りやすくなります。
<リストタグを使って書いた場合>
- 段落設定機能
- リスト設定機能
- 引用タグ設定機能
- 文字強調機能
- 画像挿入機能
- テキストリンク設定機能
- 目次自動表示機能
これは見た目では「1.」文字を打ち込んでいるものと同じように見えますが、プログラムを見るとリストなっています。同じだったらどっちでもいいじゃないか、と思われるかもしれませんが、検索エンジンはプログラムをみて、「リストにして判りやすく説明しているな」と判断するので、検索エンジン対策としてもリストにして箇条書きにするのが良いでしょう。
簡単にリストを設定出来る機能も良い記事を書くには便利な機能になります。
引用タグ設定機能
引用タグは、他のサイトや書籍などから文章などを引用してきた場合に、「そのテキスト部分は他から引用したものですよ」と読み手や検索エンジンに判るようにするものです。士業の先生の場合は、法律の条文や判例などを使って記事を書く場合は、この引用タグを使用することになります。
引用タグを使わなかった場合は、検索エンジンが先生のサイトの文章が複製コンテンツと見なして、検索順位が下げられるといったペナルティを与えられる可能性もありますので、他のサイトからの文章を引用する際には必ず使うようにして下さい。
引用タグは<q>と<blockquote>の2種類ありますが、<blockquote>を使う場合が一般的です。これもプログラム画面で毎回記述するのは、かなり面倒な作業なので、記事を書く画面からボタン一つで引用タグを設定出来ることが理想的です。
文字強調機能
「士業のWEBでの集客で最も重要なことは記事を書く事です。」のように強調したい部分を目立出せるような仕組も、読んでいる側が一目で重要なポイントが判るという効果があります。太字にするだけでも効果がありますが、このように蛍光ペンで引いたような装飾もインパクトがあって目立たせる効果は大きいと言えます。
この蛍光ペン風の色は、もちろん他の色でも設定可能です。
段落設定機能、リスト設定機能、引用タグ設定機能 のように自由に色は設定出来ます。(但し、色を変更するには少し作業が必要です)
当サイトでは赤い蛍光ペン風の仕様をデフォルト設定しています。
画像挿入機能
画像の挿入
記事に適度に画像が入っているという事は、読みやすい記事の条件の一つになります。
画像を挿入する際には、どのような画像かを簡潔に説明する文(alt属性)を設定する必要があります。画像挿入と同時にこのalt属性を入れられるような仕組になっていることが理想的です。
*『士業の先生が記事を書く時に気をつけなければいけない5つのポイント』に画像のalt属性を入れる重要性を書いていますのでご参照下さい。
画像の余白設定
画像を挿入した場合、画像のまわりにある程度の空白があった方が記事が読み易い傾向にあります。この空白の最適な大きさは記事の量やサイトデザインによって異なります。ですから画像挿入と一緒に、自由に空白の大きさを設定できるような仕組になっていると良いでしょう。
あまり空白が大き過ぎると逆に記事が読みにくくなる場合もありますので、大きさをいろいろ試してみて下さい。
画像のリンク設定
画像クリックすると指定先のサイトに行くようにする必要がある場合もあります。画像のリンクの場合は、クリックすると画像が大きく表示されるようなリンクと、別サイトに行くリンクの2種類があります。どちらのリンクにするかも、画像挿入時に簡単に選べるようになっているものが良いでしょう。
別サイトへリンクを貼る場合は下記の「テキストリンクの設定機能」の注意点もご参照下さい。
テキストリンク設定機能
貼る場合は別窓で開くようにするのか今のサイトから移動するようにするのか、といった設定も出来ることが必要です。
リンク先のページを別の窓で開けば自分のサイトから移動はされませんが、クリックしてそのサイトに移動するような設定になっていると、読んでいる人がそのサイトに移動してしまって、更に別のサイトに行ってしまう可能性もあります。
どんどん別窓が開くのは読み手にとって読み難いと感じるかもしれませんが、基本的に記事の途中に貼るようなリンクは別窓で開く設定にしておくのがよいでしょう。
目次自動表示機能
これは、標準では付いていないホームページも多いと思いますが、「情報発信型記事」は文章が長くなる傾向にありますので、全体の構造を判りやすく示した「目次機能」は是非つけておきたい機能です。
段落設置機能の項目でもお話しましたh2、h3、h4が正しく書かれているか、を書き手である先生が見直すのに使えるという意味でも便利な機能です。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
今回の機能はワードプレスというシステムを使用されている方には比較的装備しやすい機能でもあります。
今回の記事をお読み頂いて、これら7つの機能のほとんどが「記事を読み手に読みやすくするための機能」だという事がおわかりになられたとお思います。
一番大事な記事の内容は、先生がお持ちの経験や知識をもとにしか書けないものですが、そういった価値のある情報を、検索エンジンに評価され、情報を探している人に広く伝えるためにも、今回のようなルールに基づいて、書かれるのが良いと思います。